2008年07月20日
まやかしのEPA条約
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来月、インドネシアから看護師・介護士が来日する。
昨日だか一昨日だったか、珍しく「朝ズバ」がこの問題を取上げていた。
とはいえ出演していた政治屋は軒並み反対の立場。
国内の看護・介護士の待遇改善や環境整備等が優先順位と、ごもっともなコメントの数々。
耳タコ、実現性の低いコメントはスルーして聞き流したが、ひとつ気になったことがあった。
外国人看護・介護士の受け入れ、彼ら外国人たちには大きなハードルが待ち受けていることは何度も記してきた。
が、看護師受け入れ条件については、本当に厳しい。
(1)母国において、看護師資格を取得していること
(2)2年以上勤務経験があること
(3)入国してすぐに6カ月間の日本語教育を、厚生労働省の外郭団体である国際厚生事業団の指定を受けた者が行う事になっている
(4)日本に来て3年間以内に日本の看護師試験に合格をすること
(5)受け入れ希望の病院は、1人につき、60万円を国際厚生事業団に支払わなければならない
番組中、気になったのが(4)についてだ。
日本人なら小学校から中学、高校を経て、看護大学や看護士養成学校で3年間勉強した人が看護師試験を受ける。
その合格率は87%だそうだ。
逆に言えば、日本人でさえ13%の人たちが不合格になるということ。
当然、問題は日本語で出題される。
テロップで例題がいくつか示され、みのが読み上げていたが、確かに外国人にとってはとてつもなく難しいものだ。
日本人でも、しっかり教育を受けた人間でないと理解不能だろう。
私も問題自体が理解できなかった。
そもそも、どんな試験も篩であって、誰でも受かるようには出来ていない。
この試験に学校も行かず、病院で看護助手として働きながら合格を目指さなければならない。
不合格が前提になっているとしか思えない。
国内の受け入れ反対派に対する配慮が、こんな形でされているのかとも思える。
更に、日本に来て3年間は、看護助手という立場しか許されない。
病院勤務でも、あくまで看護助手であり、医療行為など一切できない。
当然のことながら、7対1 の看護師配置条件にもカウントされないから医療報酬の対象にならない。
病院にしてみれば、看護メイドのようなものだ。
私に言わせれば、この制度自体が不法残留助長罪だ。
三年の間にしっかり学んで稼いでね、というよりは、その間かその後に逃げなさいと言っているようなもの。
逆に三年だけ暢気に稼いで、さっさと帰国・・・というようなしっかり者も多く出そうだ。
フィリピン上院議会がEPAを批准しないのは賢明だ。
恐らく第一陣がすぐに破綻、悪しき前例を世間に示すことになるだろう。
同時に国際問題になる可能性も高い。
受け入れには総論賛成だが、こうして細かく個別に観ていくと、かくも矛盾や欠陥が目に付く。
官僚制内閣の考えることは、所詮どれもこの程度なのだ。
ドラッグ・トラップ事件関連は、フィリピンパブ ファンタジア別館にて。
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